温活を行うと基礎体温が上がり、健康面で良いことがたくさんあります。
しかし、温活の実践方法はあまりまとめられておらず、どのように行えば効果的なのか、どのような効果があるのか分からない方もいらっしゃると思います。
そこで、このページでは「温活はどうやってやったら良いの?」「温活は妊活につながるの?」「温活はダイエットの良い?」という内容を詳しく解説しています。
温活を実践したい方の参考になれば幸いです。
目次
温活とは
温活とは、健康維持のために適正温度まで基礎体温を上げる取り組みのことです。
基礎体温が1度上がると免疫力が高まり風邪をひきにくくなるとも言われており、近年注目が高まっています。
特に、現代人の体温は昔と比べると低くなっている傾向があり、冷え性の原因になっているという説も出ています。
そこで、暖房などに頼らず、自らの体温を日常生活で少しずつ高めていくことで健康維持することに注目が集まり、温活に取り組む人が増えてきました。
【やり方】温活の方法4つを詳しく解説
温活の方法は、食べ物・飲み物によるものから、温活グッズを使うことで行うものまで幅広いです。
ここでは、温活の方法を4つ簡単に紹介します。
温活やり方1:食べ物・飲み物
温活の最も手軽な方法は、食事による方法です。
紅茶にショウガを入れることでショウガの温め成分を増やしたり、特定の野菜を食べることで体温を上げやすくします。
詳細は後ほど詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
温活やり方2:温めグッズを使う
温活の2つめの方法は、グッズを使うことです。
腹巻きやレッグウォーマーなどを使用することで、血流を良くして身体を温めやすい状態に持っていくことができます。
詳しい温活グッズについては後ほど解説しています。
温活やり方3:ぬるめのお湯で全身浴を行う
入浴は、夏場でも実践できる温活です。
37~39度くらいのぬるめのお湯に、全身で15~30分ほど浸かると血流がよくなり全身が温まります。
温度が高いお湯に長時間浸かるのは危険なため、避けたほうが良いでしょう。また、心臓などに疾患がある場合はこれを避け、半身浴などに代替するなどの方法をおすすめします。
また、入浴は寝る90分前に行うと眠りにつきやすいと言われています。寝る直前よりも少し時間に余裕をもって入浴すると快眠につながるためおすすめですよ。
温活やり方4:運動を行う
運動は全身の血流を良くし、基礎体温を上げやすいため温活には非常に有効です。
運動はランニングなどの激しいものではなく、ウォーキングなど軽いものでも十分体温を上げる効果があります。
また、家の中で手軽にできる運動としては「スクワット」がおすすめです。
足には大きな筋肉がありますが、スクワットをするとこの筋肉(大腿四頭筋)を使うことにより筋肉がポンプの役割を果たし、血流を良くします。部屋でも手軽に行えて、10回もやると身体がポカポカしてきますよ。
温活におすすめのレシピ・飲み物・食べ物について解説
ここでは、温活におすすめの食べ物・飲み物・レシピをご紹介します。
日常生活で取り入れやすいものを厳選しましたので、参考になれば幸いです。
温活の飲食物1:お茶類
温活に最も手軽に取り組めるものが「お茶類」です。
紅茶類は発酵して作られているため、体温を上げやすいと言われています。
また、カフェインが入っていないルイボスティーやホット麦茶もおすすめです。
温活の飲食物2:ショウガ+温かい飲み物
温活にさらにおすすめなのが「ショウガ」です。
ショウガはそのままでは身体をあたためる作用はほとんどありませんが、熱を加えることで「ショウガオール」という成分が生成されます。
そこで、温かい紅茶などにすりおろしたショウガを入れることでショウガオールが生成され、身体をすぐに温めてくれるドリンクが完成します。
紅茶とショウガだけでは飲みにくい場合、はちみつや黒砂糖を少し入れるのがおすすめです。
温活の飲食物3:寒い地域でとれる野菜類
一般的に、寒い地域でとれる根菜類は身体を温めやすいと言われています。
例を挙げると「だいこん」「白菜」「かぶ」「ごぼう」「たまねぎ」「じゃがいも」などで、冬野菜のものが多いです。
これは、野菜に多くのビタミンCやビタミンEが含まれるからで、これらの栄養によって毛細血管の機能を助けるため身体が温まりやすくなります。
野菜なら何でもOKというわけではなく、きゅうりなどの夏野菜は身体を冷やしやすいので注意が必要です。
温活グッズのおすすめを解説!腹巻などは効果ある?
ここでは、温活におすすめのグッズを紹介します。
これらのグッズを使うことで全身の血流を促進し、身体を温めることができるためおすすめですよ。
温活グッズ1:腹巻き
温活に最もおすすめなのが「腹巻き」です。
腹巻きをすると、お腹まわりから全身の血流を良くし、体を温めやすくなります。
特に、リカバリーウェアを製造している「VENEX」というメーカーの腹巻きは、疲労回復の「PHT」という特殊素材を使用しているため、腰回りの疲れが気になる方にもおすすめです。
温活グッズ2:湯たんぽ
温活におすすめのグッズ2つめは「湯たんぽ」です。
湯たんぽは電気代もかかりませんし、一度お湯を入れてしまえば長い時間温かいため、足先などを温めるのに向いています。
足を温めると身体全体が温まりやすいため、温活に非常に向いています。
温活グッズ3:レッグウォーマー
温活におすすめのグッズ3つめは「レッグウォーマー」です。
湯たんぽと一緒に使うことで、足の血行を良くして体全体をさらに温めやすくなります。
レッグウォーマーにも色々な種類がありますが、足首周りを温めてくれるものがあれば全身の血流を良くしやすいです。
VENEXのレッグウォーマーは疲労回復のPHT素材を使用しているため、足の疲れを感じてる方にもおすすめです。
温活は妊活につながる?子宮を温める重要性とは
温活と妊活には深い関係があると言われています。
筑波技術大学教授の形井秀一先生によると、現代は冷えによって特に妊娠しづらくなっているようです。
東洋医学的な考え方からすると、健康な体をいかに作るかということが不妊治療にもつながり、健康度をアップさせることを考えるのが大切になります。
冷え=血流が悪い状態は妊活にとって好ましくない状況であり、温活によってこれを改善していくことが望ましいとえいます。
妊活と温活の関係は、例えば
- 足にお灸をすると下腹部の血流が良くなり子宮の血流が増える
- 仙骨に鍼(はり)をすると子宮まわりの血流がよくなる
という研究結果が出ており、温活をすることは妊活に良い作用があるといえます。
温活はダイエットに良いのか?基礎代謝との関係性
温活とダイエットの関係性についてもここで解説させて頂きます。
温活によって基礎体温が上がると、何もしていない状況でエネルギーを消費する「基礎代謝」が上がり、ダイエットにつながると考えられます。
具体的には、「体温が1度上がると、基礎代謝が13%前後上がる」という研究結果が出ています。
基礎代謝が上がるということは、カロリーを消費する量が増えるということで、必然的にダイエットに繋がります。
体温を1度上げるというのは簡単なことではありませんが、日々の少しずつの温活の実践によってダイエットに繋がり健康にもなれるため非常に良い取り組みになりますよ。
温活におすすめの本について
温活におすすめの本について解説します。
医学博士の池谷敏郎先生が監修している「疲れ取り足首ウォーマー」という本があります。
この本では、足首を暖めることで血流をアップして、睡眠の改善や疲労回復を促すことについて詳しく説明されています。
写真なども多く、非常にわかりやすく解説されているため、温活の最初に読むと理解しやすくおすすめです。
参考:疲れ取り足首ウォーマー
温活は夏でも行った方が良いの?
夏場での温活は、日常生活とのバランスを見ながら行うことが大切です。
夏の場合、冷房と外の暑さによって温度変化が激しくなり、自律神経の乱れにつながる場合も多いです。しかし、暑い中で温活をしようとして身体を温めると熱中症などの危険もあり、おすすめできません。
おすすめなのは夏場でも湯船に浸かることです。夏はどうしてもシャワーで済ませてしまいがちですが、入浴することで冷房などによる冷えを温めることができます。
入浴後には軽いストレッチをすることで血流が良くなり、自律神経も整いやすくなるため夏場の温活としては非常におすすめです。
温活についてまとめ
- 温活は健康状態を良くするために基礎体温を上げる取り組みのこと
- 昔に比べて現代人の基礎体温は低くなっている
- ショウガ紅茶や温活グッズや入浴で温活ができる
- 温活グッズは腹巻きはレッグウォーマーがおすすめ
- 温活は妊活にも良い作用がある
- 温活によって基礎体温が上がると基礎代謝もあがるためダイエットに良い
- 温活は夏でも実践したいが、熱中症に注意して入浴などがおすすめ
温活についてまとめると、上記のようになります。
温活を行うことで基礎体温が上がると、代謝が上がったり免疫力が高まって風邪をひきにくくなったりと良いことが多いです。
気軽に実践するのがおすすめなので、毎日の入浴など、簡単に実践できるものから挑戦してみて下さいね。
この記事が温活について参考になれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。